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他港湾調査の結果

 

要領
松山港の今後の振興策を考えるに当たって、松山港と定期航路等密接な関連を有し今後ネットワークを活用しうる港湾、先進地として参考となると考えられる港湾、近隣ですみ分けを図っていくべき港湾等の調査を行った。
調査対象
1.国内港湾
(1)神戸港
(2)北九州港
(3)博多港
(4)今治港
(5)広島港
(6)徳島小松島港
(7)高知港(高知新港)
2.海外港湾
(1)高雄港
(2)香港港
(3)釜山港
1.国内港湾の調査から
(1)地方港湾間の競合、大港湾の影響
・地方港は一般に集荷圏域は広くない。例えば、広島港でも、福山、岩国、徳山下松などの港に挟まれ、集荷エリアは決して広くない。
・四国内では、神戸・大阪港の影響を受けつつ、各港でも限られたパイの奪い合いを懸念している。香川県は愛媛、徳島の港湾の集荷エリアであったが、同県にもコンテナ港ができると、競争は一層の激化が予想される。
・神戸・大阪の集荷圏は広範囲に及び、近畿のみならず、四国一円、中国地方東半分一帯を勢力圏としているようである。(但し、釜山の影響が中四国に広く及んでいる)
・北部九州では、北九州港と博多港がコンテナ扱い量でそれぞれ全国6位、8位を占め、独立した集荷圏を形成している。しかしながら、両港ともほぼ同一の集荷圏となっており競合している。
・松山港は、大阪から410?(陸路)と、適当な距離があるために、影響・競合を受

 

 

 

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